イケナイ関係!!-8
「由梨絵さん……」
「なーん?」
猫がじゃれ付くような声を出して自分の前に跪く彼女。
バスタオルを腰に巻き、大きくなった乳房とブラの痕を見せてくれる。
「俺の身体、変かな?」
性器を見られるのは恥ずかしいこと。それがどうしてなのかは彼自身わからないが、とにかくそういうものだと理解している。
だが、今こうして年上の妙な気持ちを向ける女子に見られていると、恥ずかしさよりも見てもらいたいという気持ちが沸き起こっているからさらに不思議だった。
「ん〜、かわええなあ、ショウのほーけーちんぽちゃん」
「ほーけー? なあ由梨絵さん、さっきからほーけーとかどーてーとか何? 方言?」
「ちがうわぁ、ほーけーっていうのは、こういうちんぽちゃんのことよぅ」
由梨絵はぬるぬるとした液体を垂らすそれをひとさし指でちょんとはじく。
「うぅ」
電撃のような痛みと一人遊びのときに感じた快感。
――俺? やっぱおかしい?
「なあしょぉおぉ、おまえさ、こいつのことちゃんといじめてるぅ?」
彼女の冷たい手がそっと触れる。
「つめた」
追い詰められたわけではない。逃げようと思えば女の腕力ぐらい振りほどける。
「あんなぁ、これはこどもおちんぽちゃんなんなあ? だからぁ、こうしてぇ、むいてあげなあいかんのよ」
ぶよぶよした皮が根元へと引っ張られる。
皮膚が伸びる痛み、しばし。
そして訪れる開放感。
「うわぁ、汚いわぁ」
「俺の、ちんこが……」
たまに見る真っ赤なミミズ。それはのっぺりとしていると思いきや、先っぽがマッチ棒のように大きくなっており、白いカスがついていた。
「いいかぁ、あんまり汚くしてるとウチも嫌いになるでぇ? だからなぁ、ここもきちんと洗えよぉ?」
彼女は笑いながらお湯を掬い、「熱くないかぁ?」と聞きながら真っ赤なそれに掛ける。
「なあ、これ……」
「ええから、ウチにまかしときぃ」
触れられるたびに電気が走る。逃げ出したくなるのに、続きがほしい。
どこかはやる気持ちがあり、逆にこのふわついた感覚を先延ばししたい気持ちがある。
――あれと一緒。
「ウチ、こういうことほんとは得意じゃないからなぁ、堪忍してくれよぉ?」
膝立ちですりより、乳房を寄せ、十分な谷間に……、
「おぅ! うわぁ……、はぁあああ……」
重くなっていた瞼をぱっと見開き、目の前の出来事を凝視する翔太。
股間に訪れる刺激はそれほどでもない。けれど、年上の女の子、わがままで乱暴で生意気な彼女が、クラスの女子など相手にならないほどの彼女が、目の前で……、
「ゆり、由梨絵さん、何してんの?」
「ん〜? これかぁ? これはなぁ、ぱいずりっていうてな、男の子をおっぱいでいじめることじゃ」
柔らかくもたまにこりこりとした乳首で赤い先端をなぶられると、やはり意思とは関係なくびくびくっと上下する。