イケナイ関係!!-12
「由梨絵さん、お願いだよ、させてよ」
「そんなこというな。お願い、拒否できんわぁ」
あきらめに似た声を出す彼女はそのまま翔太の背中にうつ伏せる。
背中に乳房の感触を感じた翔太は、上体をそらし、仰向けになって彼女の秘裂に顔を近づける。
「ん、逃がしてくれんの? 酷いでぇ、ショウ、後生やぁ、そんなんされたら、ウチ、ウチお嫁にいけんわぁ……」
「むちゅ、んぐぅ、はむっちゅ、ごくり……。いいじゃん、俺が婿に行くんだし」
すっと出た。
子供の頃に交わした約束。
小突かれた痛みを思い出すも、今はお互いに快楽をむさぼりあうのに夢中。
「本当か? 本当か? ウチ、信じるぞ? いんだな?」
「ああ、俺、大きくなったら、由梨絵さんの……、んぅちゅぅ、はちゅ、べろべろべろり……」
割れ目の奥の暖かい部分に舌を伸ばすもその様子はわからない。ならばと指を伸ばし、ほじくるようにする。
「んぁぁ、なぁん、ショウ、なんでぇ、そんなにえろいん? ウチ、そんな淫乱な子じゃないんよ? なんにぃ、ショウのせいでぇ、ウチ……」
「由梨絵さん? うわっぷ、んぅ、んちゅ」
何かを思い立った由梨絵は翔太の顔面に座る。
「なぁん、ええか? ウチ、ホントこんなことするつもりなかったんよ? けどな、ショウが嬉しいこと言ってくるのがいけんのよ?」
翔太の腹の上を両手のつめでなぞる由梨絵。たまにへそのくぼみを責めると、最近付き始めた腹筋の割れ目がびくりと動く。
その間も、翔太の唇は割れ目をなぞり、舌先で粘液をすすり取る。
「ショウがな、ウチのことお嫁さんにしてくれんの、嬉しいわぁ」
すでに硬さを取り戻していたものをさすさすと撫で、しみじみとつぶやく由梨絵。
「でもなぁ、ふふ。お姉さんもバカじゃないんよ? ウチらが結婚できんことぐらい、しっとるわ」
しわくちゃな蔭嚢にある睾丸がきゅっとつままれ、全身から力を奪われる。
「だけどな、そんでもなぁ? ショウがウチのこと忘れられんようにしたるんなぁ?
ええなぁ? いいじゃろ? ウチ、ホントにショウのことなぁん……」
立ち上がる由梨絵にすがろうと腕を伸ばすも、濡れた指先がすべる。
「ごめんな。悪いお姉ちゃんで……」
振り返った由梨絵は翔太の硬くなったモノを掴み、可愛らしい割れ目に押し当てる。
「由梨絵さん?」
彼女の行為の意味がわからず静観する翔太を、締め付けるような圧力が襲い、先ほど感じた布団以上の快楽に触れる。
「う、うぅ……」
深くため息をつき、両腕を投げ出す。
冷たいタイルが心地よいぐらい身体が熱を持ち、触れ合う太ももからもさらに熱を受け取る。
「熱い、熱いねえ、由梨絵さん」
「うん、熱いなぁ」
中腰よりやや腰を低くした姿勢の彼女。
熱の原因は結合部にあり、そこから互いの全身を駆け巡っているかのように感じられた。