隷従一 白日夢 第四章:再びのミドリ編-8
ミドリは、そんな俺の逸物を口に銜えながら
「いいえ、その点は大丈夫。
だって、以前に堕ろしたんですもの。
先生の子種が、欲しいの。
主人の子種はだめ!
先生の子供を、主人の子供として育てるの。
幸い、同じ血液型なんです。
ふふふ・・。
だから、先生じゃなければだめなの。
ふふ。」と、勝ち誇ったように言った。
俺は、背筋に冷たいものを感じた。
信じられない思いだった。
『可愛さ余って、憎さ百倍』ということか。
「愛してるんだろう、好きなんだろうが。」
精一杯の、言葉だった。
ミドリに対して、何の効果もないことは分かっていた。
しかし、言わずにはいられなかった。
力無い、小さな、呟くような声だった。
「そうよ、愛してるわ!誰よりも、愛してる。
だから、許せないの。復讐なの、精一杯の。」
低音の、冷たさを感じる声だった。
もう何を言っても、無駄だと感じた。
女郎蜘蛛に取り込まれた、俺だ。
しかし、しかしだ。考えてみるに、俺には何の実害もない。
まあ、何某かの金員は渡さねばならぬだろう。
この後も、時折せびりに来るかもしれぬ。
その時は、その時だ。ミドリの体を頂けばいい。
幸い、好みの女だ。
そう思うと、悪い気はしなかった。
まったく怖い女だ。
しかし、きっかけを与えたのは、この俺なのかもしれないのだ。
俺に出会わなければ、こんな恐ろしいことを考えつかなかっただろう。
突然、ミドリが俺の体を折り曲げた。
そして、大きく足を広げられた。
「ふふふ・・、せ・ん・せ・い。
気持ちよくしてあげる。」
その声が終わると同時に、生暖かいものが俺の体内に侵入してきた。
ヌメヌメと動き回るそれは、俺の肛門を激しく刺激した。
「うおっ、うおぉぉ。」
思わず、嬌声を上げてしまった。
脳天まで響くその快感は、初めての経験だった。
ミドリの舌先が出し入れされる度に、むず痒さと共に大きな波が押し寄せてくる。
そしてミドリの指が俺の逸物の裏筋をなぞり始めると、俺はあっという間に射精してしまった。
ミドリはすぐさま俺にまたがると、その精液を蜜壺に吸い込んだ。
「もっと、もっとよおぉ。
先生ぃ、いっぱい出してえぇ。」
全てを搾り取るように、ミドリの蜜壺が収縮を繰り返してきた。
俺は、全ての生気をミドリに吸い取られてしまう錯覚に陥った。