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白日夢(はくじつむ)
【鬼畜 官能小説】

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隷従一 白日夢 第四章:再びのミドリ編-7

(四)逆襲

「せんせい、先生。どうなさったの。」
ミドリの不安げな声が、耳に入った。
「先生が涙を流すなんて・・。
ごめんなさい、慣れてらっしゃらないのね。」
不覚にも、涙したらしい。
「違う、違うぞ。涙じゃない。
汗だ、汗だよ。このままでいい。このままで・・。」

「先生。少し、お話していいかしら?
先生に、どうしても聞いて欲しいの。」
ミドリは俺に跨ると、ギンギンにいきり立っている俺の逸物を蜜壺に誘った。
ゆっくりと腰を上下させながら、自分で乳房を揉み始めた。
小さな嗚咽を漏らしながら、ミドリは静かに語り始めた。

「夫が、浮気しているんです。
頭では、許しているんです。
でも、ダメなんです。
夫の求めには応じています。
あっ、あぁぁあっ。違う、やっぱり違うぅ。」
「何だ、昇りつめられないのか。だから、来たのか。」

半ば、興冷めになった。
“今、言うべきことか。”と、腹も立ってきた。
「いえっ!好きなんです、愛しているんです。
でも、憎いんです。憎くて、憎くて・・。
別れられないんです、意地だけじゃありません。
愛しているんです。」

矛盾だらけだ。しかし、分からぬわけでもない。
しかし、何故俺なんだ?セックスの相性がいいのか?
それなら、言い訳など要らぬ筈だ。
ミドリの動きが、一段と激しくなった。
相撲で言う蹲踞の姿勢を取ると、激しいベッドの軋み音と共に上下させた。
「おぅ、おおぅ。出、出るぞ、ミドリいぃ。」
「いいの、いいの。いっぱい、出してえぇぇ!」

ずっしりと、ミドリの重みが俺を押しつぶす。
吹き出した汗が、シーツに染み込んでいく。
俺の精液も、ミドリの中に流れ込んでいく。
のぶこといい、ミドリといい、このところ俺の精液を欲しがる女ばかりだ。
「いいのか?安全日なのか?」
思わず俺は、ミドリに問い質した。
「はあ、はあ、はあぁぁ。う、う〜ん。今日は、危険日です。」
激しい吐息の中、ミドリはさらりと言う。

「おいっ!何を考えてるんだ、お前は。」
慌てる俺だが、両手の自由が利かぬ俺は、腰を振ってミドリから離れようともがいた。
「外すんだ、早く外せ。何を考えているんだ、お前は。」
「だめっ!今日は、先生のお種をいただきにきたんです。
子供が欲しいの、先生の。」
ミドリの言葉に、俺は愕然とした。
そして、俺に手錠をかけた理由に、今、気が付いた。

「何て事だ。嵌められたのか、俺は。
わかった、いくら欲しいんだ。
まとまった金が要るんだな。
いくらだ、百か。それとも二百か?
すぐに用意できる金は、・・多分二百位だろう。
田坂に頼んで、後三百作る。
それで手を打ってくれ。嘘は言わん。」

そんな俺の必死の言葉に対し、ミドリの口から出た言葉は意外なものだった。
俺の乳首を舌で転がしながら、
「勘違いしないで、先生。お金は要らないわ。
お金の為だったら、あの医者にするわ。
恐妻家の医者だもの、千が二千でも出す筈よ。
そうじゃないの、先生。
ホントに、先生の子供が欲しいの。
先生なら、安心だもの。
秘密は、きっと守ってくれるでしょ。
先生なら、後になって”子供を寄こせ。”なんて、言わないでしょ。」

「どういうことだ、それは。
旦那に子種がないのか?それで、俺なのか。」
未だ半信半疑の俺は、尚もミドリに問い質した。
もう、快感どころではない。
だらしなく萎えた逸物が、やっとミドリの蜜壺から解放された。


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