未少年 4-5
「…あー?あむ、こいつ誰?」
「…友達だよ」
「友達?すっかりくつろいでんじゃん。ははっ、絵なんか描いてるしよ」
「…あんたには関係ないから。早く荷物持って出てって…」
「はぁーん。だから素っ気なかったわけか。イケメンだし。成る程ね〜」
「なっ…違うし…」
私達のやり取りを、きよみょはただ呆然と眺めてる。
やだ…きよみょにこんなとこ見せたくない…。
「おい、お前。お前さ、もうあむとヤッたのか?」
「弘希!なに言って…」
「うるせーよ!なぁ…どうなんだよ?」
「…やる?なにを?きみだれ?」
「はぁ…?何?こいつ馬鹿?頭弱いの?」
「弘希には関係ない…」
「まぁいいや。おい、馬鹿。あむはな、まぁこの見た目以上に胸デカイんだぜ?まだヤッてないってんならこれから十分に楽しめるなぁー」
「ちょっと…弘希…最低!」
「うるせーよ!お前だって俺と別れてそうそうもう他の男連れ込んでんじゃねーか!最低なのはお前もだろ!」
「なっ…。この人とはそんな関係じゃないしあんたと一緒にしないでよ!私はあんたと違うしこの人もあんたみたいな馬鹿じゃないもん!」
「なん…だとっ!」
バシッ!
ガタンッ!
いきなり弘希に平手打ちされて…床に倒れてしまった…。
少しクラクラする…。