白銀のたまご〜パチプロチーコの生活4-2
あぁ、バカバカしい。
こんなもんシゲルはお金出して買って見てるんだから…
まったくろくな事にお金を使わない。
あら…しかし立派なものよね。
外人さんのって…
あんなの私のには絶対ムリだわ。
お隣のマダムも何これ?
ぱっくり開いちゃってまぁ…緩そう。
やっぱり外人には外人のサイズってあるのよね。
私だったらムリよ…
例えば国際結婚とか。
ヤダ…何?…
あんなのひょっとしてお尻の穴に入れちゃってるの?
あぁ…やっぱりそうだ、最悪。
イヤだぁ…
シンちゃんのいやらしい舌を思い出してなぜか、お尻の穴がゾクっとした…
ヤダ……
それで、とうとう秘密の関係が継母にバレちゃって?…
何言ってるのか知らないけど、あなたがもっともらしい事言えないわよ。
それで…
息子を連れて帰って、今度は継母が生唾ごくり…
ご主人を送り出したら息子をベッドでコキ使う…
バっカバカしいっ!
私、最後まで見ちゃったじゃない。
… … … …
映画で思い出したんじゃないけど、私はシンちゃんを探しに雨の中、テネシーまで出かけた。
ここは古いお店で私たちのいるホールみたいに綺麗じゃないけれど、ここも結構お客さんが入っている。
今日はあっちが定休日のせいもあるだろう。
雨で仕事ができなくなっちゃったのか、工事の人もちらほらいた。
シンちゃんの姿は見当たらないけど、この中に何人かはシンちゃんの社員がいるのだろう。
あの人かも知れないし、あの茶髪かも知れない。
ここは地階が駐車場になっていて、エスカレーターを上がった所に休憩用のソファが置いてある。
そう…
シンちゃんに会ったのもここだったんだ。