続・僕はHな管理人-11
「うぁっ!…唯っ…唯―――は…はぁ…出るぅぅ…」
『零…いいのよ…たくさん…たくさん出して…ね…』
「うっ…うん!あっ…唯…唯ぃ―――うぅっ!!!」
ガクン…ガクン…
ガクン…ガクン…
………
全精力を使い果たしたあとの僕は、情けないことに、唯に後戯のキス1つしてあげられないまま、ベッドにバタン…と倒れこんだ。
「はぁ―――っ、ぁあ…」
虚ろな瞳のまま…ただただ呆け、白い天井を見上げているだけの僕…
ダメだぁ…
情けないけど、唯が相手だとまったく余裕がない…
「唯…ごめんっ…これじゃ癒されてるのは僕の方だね…」
唯は、『そんなことないわ…』と、僕の唇にキスを1つ落としたあと、こう続けた。
『私…零のお陰で、彼のこと吹っ切れそうよ。次は、零みたいな素敵な彼…見つけるわ…ありがとっ、零!』
―――と。
僕はとびきり自慢の笑顔を作り、唯に2本の指を開いて見せた。
―――ピース!!!
これにて本日の任務…無事(?)終了―――
今回は、ちとしんどかったなぁ…ふぅ―――
続・僕はHな管理人
おわり