未少年 3-8
きよみょは、私の持ってない物を沢山持っていて…寧ろ私の方がたった一日だけどきよみょから多くの事を得ている気がする。
そんなきよみょを見てると私は…。
私は…
「あん」
「………」
「あん」
「……あっ、なに?」
「ねむい」
「えっ?あーもうこんな時間かぁ。そうだね。寝なきゃね」
「あん」
「ん?」
「あしたは?」
「あー私はまた仕事だよ」
「…びょういん」
「あっ…」
「…や。あんといっしょがいい…」
「きよみょ…」
「……ここにいたいよ…」
「…うん。明日もうちにいていいよ」
「…いいの?おこらない?」
「うん。でもちゃんと今日みたいにお留守番できる?」
「うん」
「あ、ご飯はちゃんと食べてよ?温め方も教えたでしょ?せっかく作り置きしてるんだから」
「…うん」
「ならうちにいていいよ」
「うん。がんばる」
「よーし。じゃ寝ますかー」
結局、写真の女の子のことは聞けなかった…。
それに病院も…。
このままじゃダメなのは分かってるけど…。
一体どうすれば…。