幸せの朝-1
「真司さ〜ん、そろそろ起きて!」
『ふあぁ―――っ、由里子…今、何時なの?』
「もう7時半過ぎよ!」
『あれ…杏と桃は?…今朝はイヤに静かだね?ふわぁ〜っ…まだ眠い…』
「イヤだ…真司さんたら、また寝呆けてるのね。今日は土曜日だもの…あの子達は、昨日の夜から響子ママのとこにお泊りじゃない…」
『あ…そっか…それなら、もうちょっとゆっくり出来るな…由里子…こっちおいで!』
「え…ダメよ…もう片付かないから朝ご飯食べちゃって―――あっ…イヤっダメってば…」
私が真司さんの掛布団を剥がそうと、ベッドに近寄ったその時だった―――
横から長い腕がスッ…と伸びてきたかと思うと、真司さんは私の腰を抱き、そのままベッドの中へと引きずり込んでしまった!
そして、スルスルと着ているものをはぎ取り、私を一糸まとわぬ姿にしてしまった…
ベッド脇のフローリングの床には、私が身にまとっていたブラウスやスカート、丸まった下着達が、所在無げに点々と散らばっている。
『由里子は子供を産んでも、ちっとも体の線が崩れないな…相変わらず俺を飽きさせないHな体してる…』
真司さんはそう言いながら、ベッドに横たえた私の胸の膨らみから腰のくびれのライン…そしてヒップの丸みへと、私の体の曲線を確認するように指先をなぞらせていく…
「もう…こんな明るいところでジロジロ見られたら恥ずかしいわ―――イヤ…あ…あなた…」
『だって由里子のここ…もう潤ってるよ!指くらいなら、すぐにでも入りそう…』
真司さんは私の足の付け根に長い指をしのばせ、私の入り口を刺激し始めたかと思ったら、間を置かずしてスルッ…と私の中に指を突き立ててしまった!