白銀のたまご〜パチプロチーコの生活3-4
… … … …
シゲルから電話があって食事はまだかと聞いてきた。
私がさっきまでネバっちゃったから食べてないわ…
そう返すとお寿司を買って帰るからなんて…
くやっしいっ!
あの野郎、私はこんなにネバって負けたのに相当勝ったのね。
周りの賑わいからして、多分またキャバクラかどこかでかけてるな。
あぁ面白くない…
帰宅して待ってたらすぐに上機嫌なシゲルが帰ってきて、遠慮なく食え食えっ…なんてね。
くやしいから遠慮なく、お寿司をお腹いっぱい食べちゃったわよ。
こりゃ、きっと太るな…確実に。
それでね。
気を取り直して、明日のためにもう眠ろうとしたのよ。
そしたらさぁ…
あいつ体に触ってきて、せがむのよね。
今夜はお寿司ごちそうになっちゃったんだけど、私とっても疲れちゃってるじゃない。
[ ヤダぁ!疲れてるのよ ]
しばらくしたら何かガサゴソやってて
[ 今日はチーコにおみやげがあるんだ ]
って…
そして何か冷たいものが頬っぺたに当たったのよ。
きゃっ!
びっくりしちゃって何かと思えば、またブっといのがブンブン唸りながら、くねくねしてるのよ。
[ 何よそれっ!
私はあんたのオモチャじゃないのよ ]
頭にきて、グーで殴ってやった。
グーで…
[ いってぇ…
だってさぁ、いつもチーコ満足させてやれないじゃん
悦ばせてやろうと思っただけなんだよ ]
[ バカっ! ]
私は毛布を被って寝てしまった。