白銀のたまご〜パチプロチーコの生活3-14
[ ねぇ…どこにあるの? ]
[ えっと… ]
[ いいわ…自分で取るから ]
シゲルが立ち上がって向いた方にわざとらしく立った。
へんなオモチャは本棚の中に無造作に放り投げてある。
[ どうしたの?急に ]
[ き…急じゃないわよ
見てみたかっただけだから… ]
私はそれを取り出して、めずらし気に見回してからスイッチを入れると…
[ きゃっ! ]
わざとらしく手から落として見せた。
[ なんだかグロテスクね
どこで買ったの?
こんなもん… ]
[ エロ本売ってる店…
一番高かったんだぜ ]
[ ふうん… ]
ブゥーンと唸りながらくねくねと身悶えするオモチャをシゲルの前で眺めてると恥ずかしくて脂汗が噴き出した。
[ 何だか恥ずかしいわね…
これ眺めてると ]
[ うん…
痴女っぽく見えるなぁ ]
痴…!?
この野郎っ!もう絞め殺しちゃおうかしら…
[ ね…ねぇ…
試してみない?
せっかくだしさ… ]
[ えっ? ]
[ これで…悦ばせてくれるつもりだったんでしょ? ]
もう…誰か私を殺してください。
[ ねっ…ちょっとやってみようよ ]
[ そうだね… ]
ふぅ…
私はここに来て額の汗を拭った。