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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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運命の人-7

先生の唇の動きは、止まることなく私を包み込み、私の体温をゆっくりと上昇させていく。



そして、先生の舌が私の口腔内へと迎えにくると、待っていた私の舌を絡め取り、優しく吸い取った。



先生とのキスに、私の熱い吐息が洩れそうになった時だった…



え?



ふいに、先生の唇が私から離された。



「どうしたの?」



私の不安そうな顔を、先生は優しい笑顔で見つめながらこう言った。



『本当は、由里子ともっと先に進みたい。だけど、今は止めとくな…』



「…なんで?」



『俺達やっとここまで辿り着けたから…』



「…着けたから?」



『こうやって、焦って流れに身を任せてしまいたくない…』



「―――私、覚悟したのに…」



『何だよ覚悟って…俺、由里子のこと、ちゃんと気持ちよくしてやるから心配すんなっ!』



「イヤだもう、先生のバカ…そんな意味じゃないよぉ」



『ははっ、由里子冗談だってば!!』



先生は、ニヤニヤ笑いながらそう言った。



私は一瞬にして、カ―ッと顔が赤くなるのを感じた。



『お前って、ホント可愛いな!』



先生は私の頭の上に手を乗せると、私の髪をクシャクシャにして、おかしそうにクスクスと笑っていた。


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