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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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運命の人-5

『由里子は、俺のところに戻ってきてくれたの?』



先生はそう言葉を続けた。



「うん。私ね、やっぱり先生のとこがいい…」



先生は私の背中をさすりながら、そっと私の髪にくちづけしこう言った。



『それじゃあ、もう…俺のそばにずっと居ろ…』



「うん、先生のそばに…ずっと居させてね…」



私は嬉しいやら恥ずかしいやらで、どうにかなってしまいそうだった。



だから、とっさに先生の胸に顔をうずめた。



あぁ―――懐かしい先生の匂い。



香水に汗の匂いが混じって、ドキドキするような鼻をくすぐる匂いがした。



私が目を閉じて、先生の匂いに酔わされている…その時だった―――!!



『由里子愛してる…』



ふいに先生の口から出た…“愛してる”の言葉…



―――それは、私がずっとずっと先生の口から聞きたかった言葉だった!



「私も先生を愛してる…」



そして、これはずっとずっーと、私が先生に言いたかった言葉。



やっと言えたんだ!



先生は私に、とびきり優しい微笑みをくれた。


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