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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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運命の人-3

「どんな夢…見てたの?」



『ん…由里子の夢…』



「私の夢?」



『そう…もうずいぶん前からかな?同じ夢ばっかり繰り返し見てる。…由里子がさぁ…遠くに行っちゃうんだよ…俺の手が届かない遠くに―――』



先生は、今しがた見た夢を思い出したのか…哀しげな色を瞳に浮かべ、私を見上げた。



「しっかりしてよ先生っ!私はもうどこにも行かない…ここにいるよ!!」



『…うん、来てくれてありがとな。由里子が看病してくれたんだ?』



「うん。さっきはすごい熱で驚いちゃった。でも今はだいぶ落ち着いたみたいだね。顔色もいいし…」



『ぁあ…眠ったら嘘みたいにスッキリした。由里子?それ、飲みたい…』



先生はそう言って、私の持っていた水のグラスを指差した。



「うん。1人で飲める?」



『せっかくだから、由里子に口移しで飲ませて欲しいな…』



先生は思いっきり目尻を下げて、照れ臭そうに笑いながらそう言った。



わぁ〜、先生の甘えた顔なんて、私初めて見たよ!



先生って、こんな無邪気な顔もするんだっ!



学校では絶対に見られない先生のくだけた表情―――


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