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未少年
【純愛 恋愛小説】

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未少年 2-6

「でも薬のこととかきよみょの容態のことは私じゃどうにも出来ないし…。嫌なのは分かるけど…やっぱり…」

「…や………ぐすっ…いや…」

「…うーん……」




こんな嫌がってるのに無理強いするのも可哀相だけど…。




「じゃあ分かった。きよみょ、ずっとは無理だけど…暫くうちにいる?」

「……びょういんは?」

「まぁ今日はもう遅いから戻ることないよ」

「あしたは?」

「明日はー…いいよ、うちにいて」

「あしたのつぎは?」

「明後日はー……うーん、とにかくうちにいていいから。ね?」

「ほんと?」

「ほんとだよ」

「………ありがとう。うれしい。ねえちゃんやさしいからすき」

「はっ!?」




好きっておい…おいおいおいおい…。
こんなカッコイイ男にそんなこと言われたらさー…確かに今は彼氏いないけど…。

いや!おい!今はそこじゃねーだろ私!




「あ、そうだ。私はね、“ねえちゃん”じゃなくて“暖夢”って名前があるの。“あむ”ってね」

「あん」

「…じゃなくて、あむ」

「あん」

「…まぁいいや…あん、ね…」

「うん。あん。すき」

「あぁ…はは…ありがとう」




しかし…この部屋に二人かぁ。
幸いきよみょの荷物が殆ど無いに等しいのが救いだけど…。

でも薬のこととか、××病院とか調べないと…。

はぁ…暫く大変だなぁ…。


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