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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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想い溢れて-6

先生は、ジャージの上下にサンダル履きの、ラフな格好で、こっちに向かって歩いてくる。



手にはコンビニ袋をぶら下げていた。



あぁ…コンビニ行ってたんだ。



どおりで待ってても返事がない訳だ…



くだけた私服姿の佐々先生…初めて見たかもっ。



体調が悪いせいか…少しやつれてはいるけど、やっぱりカッコイイっ!!



―――なんて、のんきに見とれてたら、いきなりグイッと腕をねじり上げられて…



「痛っ―――!!」



『由里子…授業は?』



先生に、厳しい口調で問い詰められた!



「―――心配で、早退して来ちゃったんだよ…」



『ハァ…』



先生はため息をつき、腕を離すと、黙って私の横をすり抜けた。



………え?



喜んでくれないの?
私が来たこと…
そんなに迷惑だった?



先生の、予想外に冷たい態度に、私の目からはフワ〜ッ…と涙が溢れてきた。



先生は、ポケットからジャラジャラと鍵の束を取り出すと、ガチャガチャ…と乱暴に部屋のドアを開けた。


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