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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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揺れる想い-7

えっ???



突然の先生の言葉に、私の心臓はドクンッと高鳴り、同時に体がグランッと揺れた!!



その拍子に、腕に抱えていた資料がドサッと床に落ちて、私の足元に散らばってしまった。



私はとっさに床にかがみ込み、整理の付かない頭のまま、慌てて資料を掻き集めた。



先生が駆け寄ってきて、一緒に拾うのを手伝おうとしたけれど、私はそれを手で制して断った。



「どうして?―――どうして、今になってそんなこと聞くの?」



私は資料を拾う手を休め、先生の足元を見つめながら恐る恐るそう聞いた。



そう聞いたあとの私の両手は、急にブルブルと震え出し、慌てて自分の両腕を抱えた。



先生は私の向かい側に立ったまま、私の震える両腕をに視線を向けているようだった。



あの日―――保健室で先生と2人きりになった時から、私がどんな思いで過ごしてきたか…



あれからずっと、佐々先生の中にはみなみ先生の幻影が住みついて、私の立ち入る隙なんかこれっぽっちもなかった。



私は、毎日毎日少しずつ、先生との思い出を自分の中から追い出して、必死に先生のことを忘れようとしてきたのに…



たった一言、今の先生の言葉で、私はあの保健室の自分に引き戻されてしまった―――



悔しい―――



悔しくて悔しくて、私は勝手に溢れだす涙を止めることが出来なかった。



私やっぱり―――



佐々先生がスキ!!!


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