お江戸のお色気話、その5-2
奥方の胸は熱く、どきどきした胸の鼓動が伝わって、
体中が燃えているようでした、
はい・・
眼もとろんとして、まるで女郎のような顔でしたね、
いいもんですね、年増って・・
それでふと、娘のことを思いだして後ろを見てみると、
娘も興奮しながら、腰を抜かし床にへたばって、
あそこを弄りながら逝ったようです、
母親と男が交わっているのを見ながら、
いたしていたんです・・・」
金吉の回想を聞いていた聴衆は、あちこちで溜息を漏らしながら、
話の余韻に浸っていた。
暫くして、その沈黙を破り、石屋の梅吉が素っ頓狂な声をだした。
「あ、あたしはね、女房といたしているとき、
町で見た良い女の顔を浮かべながら、時々するときがあるんですよ、
そうすると堪らなく気持ちがいいんです、
女房の不細工な顔が、その女に入れ替わって、
その女としている気になってくるんでね、たまらんです、
そんなの知らない女房は、喜んじゃって・・ご隠居」
と、得意げに梅吉が言った。
すると、いつの間にか子供を寝かしつけて
やってきた梅吉の女房が後ろから、
「あ、あんたぁ、皆の前で何てこと言うのさぁ、
もうせがまれても、今度からしてやんないからねっ!」
と叫んで、ぽかりと前に座っていた夫の頭を叩いた。
梅吉は驚いて「な、なんだ!いつの間にか、お前いたのかい!」
と後ろを向いて言うと、皆はどっと大笑いした。
それに気が付いた梅吉の妻は、肩をすくめて舌を出した。
ご隠居も笑いながら、金吉に向かって言った。
「それで、その後どうなった?金吉や、奥方とは・・」
「へえ、出した後もあたしは味をしめて
あれから、二回ほど女とやっちゃいました、
犬のように四つん這いにしたときなど、
奥方は(あぁ・・こんなはしたない格好では・・)
と言いましたが、
あたしは、奥方の白く大きな尻を割って、無理矢理に後ろから、
太マラをぐいぐい突っ込んだとき,
(あぁ、好い・・凄く好い、堪りません!)とか言いながら、
よがっていました、
女は年増ですがあそこの締りは良くて、
あたしは今でも思い出すと堪らないです、はぁ」
「ほう、それは良い思いをしたな、金吉や、
ところで・・その肝心な取り立てはどうなったのじゃな?」
「あっ、それですが、その日は手ぶらで帰りました、
店に帰り旦那に(あそこは、実は取り立てようにも何も無くて)、
と言ったら、大旦那は珍しく機嫌が悪く、奥さんと喧嘩でもしたんでしょうかね、
(この阿呆、しょうがない奴だな、何かしら有るだろう、
今度は絶対になにかを持って来い、
裸にして脱がして、着物でも帯でも良いから持ってこい、
分かったな)、と言われたんで、
(わっ、分かりました)、と平謝りです、へぇ・・」