「息子が下着泥棒?」-9
太々と漲ったペニスが、
ヌプリと肉穴に割り入り、
そのままズブズブと割り昇ってくる。
正純が産まれたときに通った産道に、
いま大人になった彼のペニスが割り入っているのだ。
名状しがたい複雑な感情に包まれるのだった。
逞しく力強く昇ってくるペニスに、
肉襞が歓喜の悲鳴をあげている。
「ああ、入ってくる。
正純のんが入ってきよる」
「オカン。
ええ気持ちや。
こないに気持ちのええことは、
生まれて初めてのことや」
あまりの気持ちよさに、ふたりとも思わず声に出していた。
恵美子にとっては20数年ぶり、正純には初体験のセックスだけに無理からぬことであった。
ペニスをいっぱいまで飲み込むと、
恵美子は両手を息子の胸に置いた。
その体勢で腰をまわしながら、
尻で円を描くようにしていった。
肉穴のなかでペニスが捩れて捻られ、
肉襞がズリズリと擦りたてられていく。
「オカン……ええ気持ちや。
ええ……ええよーっ」
正純が強烈な快感に耐えられないという声を出した。
28歳にして初めてこの快感を知る息子に、恵美子は憐憫(れんびん)の情を感じないではいられなかった。
息子を甘美な快感が襲うのと同じで、
恵美子のほうも肉穴から子宮までが、
甘美な快感に痺れていた。
それから恵美子は尻で円を描くのから、ピストン運動に替えていった。
尻を上下に大きく浮かしては沈めていくのだ。
そうしながら肛門を収縮させて、肉穴を絞りペニスを締めあげていった。
「オカン。
オメ○が締まる。
チ○コが締められる。
ええ……ええ気持ちや」
正純がすぐに反応して訴えてきた。
恵美子はそれに応えるように、
さらにストロークを長くして、
腰の浮き沈みをつづけていった。
前傾した胸から垂れ下がるふたつの乳房が、ブラン、ブランと大きく揺れている。
正純がそれを熱い視線で眺め入る。
肉襞がペニスのエラに擦過し、
それで掻きあげられていった。
子宮が間歇的な収縮をはじめ、
それが肉穴に伝わってペニスを締めつけていた。
その肉穴の中では愛液がとめどなく湧き出して、
穴から溢れ、
ふたりの肉が結合しているところを、
ドロドロにぬかるませていく。
ふたりの肉が擦れ合うたびに、
子宮の収縮が激しさを増し、
官能が艶(なま)めきめくるめいてくる。
恵美子と正純のふたりは、絶頂へのステップを一段、また一段と昇っていった。
一段昇るたびに、母と子の一体感が強まっていくような気がした。