僕はHな管理人-4
僕はそんな彩音の唇に、軽く触れるだけの、子供の様なキスを繰り返していく。
チュッ…チュッ…
チュッ…チュッ…
それだけでも『はぁはぁ』と、彩音の呼吸の高まりが感じられる。
「彩音、すごく可愛いよ」
『零…キスって素敵ねっ』
「彩音?ホントに素敵なキスは、こ・れ・か・ら…」
その会話のあと、僕は彩音の上下の唇を、交互に自分の唇ではさみ、軽く吸ったり、舌先でなぶったりして、彩音の唇を本格的に味わい始めた。
僕のキスに熱が入るにつれ、彩音の唇は脱力し、常に薄く開かれた状態になった。
時折、『ふぅ…』とか『はぁ…』とか、切ない吐息も洩れ聞こえている。
僕は、軽く尖らせた舌先で、彩音の上の前歯の裏側をゆっくりとなぞった。
彩音は、一瞬何をされるのか不安を感じたようで、僕から顔を離そうとした。
僕はすかさず大きな手のひらで、彩音の頭をうしろから包み込み、首を傾けると、口腔内へと深く舌を滑らせた。
『んんっ…零?』
「何?彩音…」
『キスってこんなに苦しいものなの?』
「この苦しさはね、僕の彩音に対する情熱っ…」
『ぁあ、零…なんて素敵なの?』
僕はおしゃべりな彩音の舌を、お仕置きだと言わんばかりに絡め取り、ゆっくりゆっくりと吸い上げていく。
僕が彩音の背中に腕を回すと、彩音は待っていたかのように、僕の胸に体を預けてきた。
『零…?』
「ん?」
『私の体…何だかおかしいみたい』
「どこか痛いの?」
『ううん、そうじゃなくて…、何だか下の方がムズムズして』
「もう…彩音ったら見かけによらずH!」
『ヤダ。こんなの初めてなのよ!』
「そっか…じゃあビックリしちゃったね。でもそれって、彩音の体がもうキスだけじゃガマン出来ない…って言ってる証拠っ!」
『うん…そうかも』
僕は、恥じらいながらも素直に頷いた彩音の頭を、自分の胸にもたせ掛け、スカートの中へと指を侵入させた。