白銀のたまご〜パチプロチーコの生活-2
つまり、ここが私の分岐点だったのね。
もちろん[ あゆ ]のコスプレはもうしていない。
… … … …
[ やぁ…あっ…イヤ… ]
膝が枕につくほど、大きく開いた脚を持ち上げるとシゲルは私の中で激しく突き始めた。
もう歳なんだから、体も堅いし腰がもたないよ…
あぁっ…イヤぁ…
そんなに激しくしたら壊れちゃうってば…
手を口にあてて、指を軽く噛んで漏れてしまう声を抑えたら、下半身からぐちゅぐちゅと響くエッチな音が聴こえる。
だんだんと気持ちが揚ぶって…
なんだか壊れちゃってもよくなってきて…
あぁ…イク…
イキそう…
そう思った時にこの野郎、ゴムの中でぷちゅっと出してハァハァと私の上で余韻を楽しんでやがる。
まただよこの野郎っ!
なんでいつもソーローなんだよ。
ブティックを辞める頃には私もすっかりヤル気もなくしちゃって、家賃が払えなくなったからシゲルの部屋に転がり込んだ。
そりゃ、これでもいいヤツなんだけど別に[ 愛の巣 ]を築いてるつもりなんかはモウトウない。
[ もうっ…またイッちゃったの? ]
[ まだだった?…ゴメン ]
わざとだけど、少しふくれて私の中に入ったままで唇を重ねようとしたシゲルに言ってやった。
[ もうちょっとでイキそうだったのに… ]
[ ゴメン、ちょっと待って…
しばらくしたらまたできるからさぁ ]
[ もういいわよ
何だか覚めちゃったから… ]
高く上げられた膝を下ろして繋いだ接点からシゲルの体を突き離してやろうとした瞬間にぶぅっ…て音がした。