投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

巻き戻し
【純愛 恋愛小説】

巻き戻しの最初へ 巻き戻し 19 巻き戻し 21 巻き戻しの最後へ

巻き戻し 最終話-3

「そうかー?」

「だってたっつーさ、いじめられてる子とか見過ごさなかったじゃん?」

「そうだっけ?」

「忘れたのー?ほら、同じクラスだった木山いじめてたあいつ…孝弘の机バラッバラにして仕返ししてたじゃん」

「はっはっはっ!あったなーそんなこと」

「思い出したー?やっぱりたっつーはあの頃から殆ど変わってないんだね。安心したよ」

「進歩してないみたいですげー複雑だけどな…」

「でも変わらないことだって大切じゃない?」

「そうかねぇ?じゃあさ、なゆはそういう、目標とか無いの?」

「んーまぁ夢に向かって頑張ってるたっつーの前で大変お恥ずかしいけど…まぁ、無かった…かな」

「無かった?過去形?」

「今は…そんなたっつーを支えていけたらいいなと…」

「…ぷっ……ふふっ……」

「あー!笑ったな!」

「いやーなんか青いなーなんて…ははっ」

「………二度と言わない…」

「いやいやいや、でもさ、うん、ありがと」

「……いいえー…」

「なゆ、好き」

「私も、好き」

「じゃあ、そんなあゆに支えていただこうかしら」

「じゃあ、そんなたっつーを支えてあげようかしら」

「よろしく」

「よろしく」

「……そういえば襷と実ちゃん、どうなの?」

「あーなんかねー、襷くんが頭悪すぎて一緒にいて飽きないって」

「ははは!まぁ俺も襷と一緒にいて飽きないし、実ちゃんの見る目は間違ってないなー」

「……そうなの?」


巻き戻しの最初へ 巻き戻し 19 巻き戻し 21 巻き戻しの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前