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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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重なり合う2人-7

『怖い?』



「怖いけど佑介がイヤな訳じゃないよ…」



由里子が俺を気遣い無理して笑う。



『痛かったら無理にはしないからね』



「うん」



俺は由里子の不安を少しでも取りのぞく為に、ニッコリと微笑み『いくよ!』と明るく声を掛けた。



そして由里子の膝に手を掛け、由里子が俺の顔に集中しているうちに、グッと腰を突き出した。



「んっ…」



俺の先端が、ヌルッと由里子の入り口付近を通過した。



そのままゆっくりと腰を進め、ぬめった壁を押し開いていく。



「『んん―――っ』」



由里子はギュッ…と目をつむり、とっさに両手を俺に向けて伸ばしてきた。



由里子が俺の肩に掴まれるように、俺は体をスッと前に乗り出した。



由里子の指先が俺の鎖骨に触れ、そして無事に俺の両肩を掴んだ。



『由里子どう?半分くらいまではきたけど…』



「うんっ、思ったよりは痛くない」



『そう?よかった…』



俺は更に体を前のめりに倒すと、まだ幾分表情の固さが抜けない由里子にキスをした。


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