重なり合う2人-6
♯♯♯
俺達は毛布にくるまり、冷えきってしまった体を温めあった。
由里子の迷いが消えた瞳が、俺を真っすぐに見つめている。
「佑介、キスして…」
『うん』
俺は由里子に唇を重ね、背中に腕を回した。
そして、背骨のくぼみに指先を沿わせ、ツツーッと滑らせていく。
「ん…はぁ…」
俺は由里子の背中をなぞりながら、徐々に温まってきた由里子の胸の膨らみにくちづけをし、中心部へと唇を進めていった。
中心部の突起に唇が辿り着くと、俺は迷わず由里子のそれに吸い付いた。
チュパッ…チュパッ…
「はんっ…ふぅ!」
由里子はクイッと背中をのけ反らせ、口からはせつない吐息を洩らした。
背中をなぞっていた指先が、小さな尻の膨らみを伝い、秘所へと指先を降ろしていくと、そこは泉から染み出した、温かな潤いに満ちていた。
俺はトランクスを脱ぐと、固くなっている自分のものにコンドームを付けた。
そして、あお向けにした由里子の膝を立てて足を開かせこう言った。
『いい?さっき指で練習した通りな…ラクにしてて』
由里子は緊張してるみたいだったけど、その瞳にはやっぱり迷いは感じられない。
俺は先端を由里子の入り口にあてた。
一瞬、由里子の腰が反射的に引けた。