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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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重なり合う2人-5

「ねぇ佑介…しようよ!」



『え???』



「ねっ、ソレ使おっ!」



私は、さっきから佑介の手の上に、所在なげに乗せられているコンドームを指差しそう言った。



『由里子、別に無理しなくていいんだよっ。俺の言ったことなんて、気にすることないんだし…』



「私、無理なんかしてないし、佑介に言われたからこんなこと言ってる訳でもないよ。ただ…私が佑介とそうしたいって思ったから」



私は佑介の素直な告白に、心がユラユラと揺らいだ。



その気持ちが愛情なのかどうか、今はまだ分からない。



いつか自信を持って佑介を愛せることが出来たら、その時…きっと私達は、幸せになれるんじゃないかな?



だから、私自身がここで立ち止まって、中途半端な気持ちでいたらいけない。



それじゃあ、今も未来も、何1つ変えていくことは出来ないんだ。



一歩踏み出す為に、私は佑介に抱かれることを決めた。



佑介と体を重ね合うことが、今の私には必要で、彼を愛したいと思ったから…



心からそう思ったから…


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