由里子の決断-6
私が佑介に言われた通り、体の力を抜いた瞬間―――
佑介の長い指が、私の中にスルッと入ってしまった。
「あ…イヤ―――っ」
激しく声をあげた私に佑介も驚いたようで、しばらくの間は私の中でじっと指を動かさないでいてくれた。
『少し落ち着いた?』
「うん…」
私の頷きを見届けると、佑介の指が除々に私の中をゆっくりとかき回し始めた。
「あっ…はぁ…」
程よい痺れ感が私を充たしていく。
「ふぅ―――っ…あぁっ」
佑介の指が私の中の感じる場所に当たるとビリッ…と電流が流れ、その度に私の背中はのけぞった。
ビクンッ…ビクンッ…
そしてその時、恥ずかしい程の声が洩れてしまった。
「あぁ―――っ…佑介っ―――いいよぉ―――」
『由里子、そんなに締めちゃダメ…力抜いてみな!』
「ダメ…わかんない!」
佑介は、一旦スルッと私の中から指を引き上げた。
「あっ…」
『今、抜かないで…って顔したろ!』
「イヤ…うそっ!」
佑介はニヤニヤしながら私の膝をグイッと広げると、『いい?ラクにしてて…』と言った。
そして指先を私の入り口に当てると、そのまま奥までニュルッ…と入れ、すぐにシュルッ…と引き抜いてしまった。