魔性の仔Last-13
「…ふぅ…ん…」
「…止めろ、真弥」
「おしゃべりはいらないわ」
口唇が重なった。血の生臭さを間近に感じつつ、幼い舌が刈谷の口腔に滑り込んできた。
「う…ん…んん…」
真弥の舌を伝い、甘い唾液が刈谷の口の中に拡がった。
その途端、彼の身体は異変を起こす。全身が性器にでもなったように、快感が頭を支配した。
真弥の口唇が離れた。
「その気になったようね…」
刈谷の変化に応えるように、小さな舌は首筋から胸元、腹部を這い回る。
受けた刺激が快感となって脳髄へ届く。希有の感覚に思わず声が漏れそうになる。
「その調子よ…」
真弥の口唇が刈谷のモノを呑み込んだ。
「ハッ…ああ…」
舌先や喉の収縮による刺激は、これ以上ないくらいの欲情を刈谷にもたらした。
口唇が離れた。剛直と化したぺ〇スは、唾液によりぬらぬらと光っていた。
「準備できたわね。たっぷりとわたしの中に出してね」
真弥はそう云うと、自らの秘裂を拡げた。
「ほら、あなたとのことを思ったら、こんなに…」
とろとろと溢れ出る愛液が、内腿へと伝い流れていた。
「おまえら…狂ってる」
祭式場中央に置かれた石台。そして、その周りを囲む馬遥遷や鵺尊などの従者達。
まるで、世継ぎを成すために行う公開セックスだと刈谷は思った。
真弥はぺ〇スに手をあてがい、ゆっくりと腰を落とす。先端が秘裂に触れた。
「…ふぅ…ん…」
肉壁を押し拡げられる感覚に眉根を寄せる真弥。
「…ああ…」
刈谷も、ひっかかってくる中の感触に思わず声が漏れた。
根元までのみ込み、真弥の腰がくねり始めた。
「…ああ…いい…」
最初はゆっくりと、そして次第に速く、大きくなってきた。 ひとこすりする度に互いの性器は熱を帯び、熱い吐息が漏れる。
「…ああッ!真弥…もう」
先に限界をむかえたのは刈谷の方だった。あまりの快感は、アッという間に彼を昇天させた。
「…あッ…」
大きく脈打ち、激しく吐き出す刈谷。その感触を真弥は中で感じていた。
「…いいわ、中に出てるのが分かる」
再び口唇が重なった。今度は一方的でなく、互いの舌が激しくからみ合う。触れあう粘膜の心地よさと甘い唾液が、刈谷のモノにさらなる硬さを与えた。
「さあ、何度でもわたしの中に出すのよ」
真弥は妖しげに目を輝かせ、再び腰をくねらせた。