SEXの条件・学級委員長 川崎静奈 C-3
性器とはひと味違う明確な意思を持ったその感触に、俺は徐々に思考能力を奪われていく。
テクニックで言えば雪乃のほうが何倍も上手いと思う。
舌を這わせる効果的な順序や、俺を高ぶらせるための焦らし方――。
しずの愛撫からはそういう計算のようなものは全く感じられへん。
にも関わらず、俺のモノを懸命に奉仕するしずの一途な舌使いは、そういうものをすべて超越してしまうほど、たまらなく煽情的やった。
「……ヤマト…気持ちイイ?」
時折顔をあげては俺を見上げるトロンとした瞳。
その表情に、俺はすぐにでも達してしまいそうになる。
「……う……ううっ……」
吐息を漏らす俺を更に追い詰めるように、しずが肉茎全体を深くくわえ込んで激しいストロークを開始した。
「……し…しず……ちょ…まてっ……」
俺の制止を聞こうともせずに、更に喉の奥へとペニスを飲み込んでいくしずの口。
ズルッ…ズルルッ……という唾液をすすり上げる摩擦が俺の理性をガタガタと揺さぶる。
「……あ…かん…ヤバ…」
下半身全体が吸い上げられ絞り取られていくような強烈な刺激に、俺は思わず腰を引いた。
女の口の中に射精したことは今までに何度かあったが、しずの口に同じことをするのは何故かひどく抵抗があった。
しかし、快楽のゲージは気持ちとは裏腹に狂おしいほど上昇していく。
………マジであかん
もうもたへん……っ。
高ぶる射精感をついにごまかしきれなくなった俺は、慌ててしずの肩をつかんで身体を起こし、片手で下着を引っ張り上げた。
「……あのっ!…も…もうええよ……」
「………えっ?」
不意に動きを止められたしずが驚いて顔をあげる。
なんともいえない白けた空気が二人の間に立ち込めた。
「……なかなか…上手かったで……サ…サンキュ……」
イきそうだったのをごまかすために笑いながらそう言ったのだが、しずはニコリともせずに俺に絡んできた。