祐介の挑戦-6
「俺せんせーに聞きたいことあんだけど…」
『何だよ…それ?』
佐々は“めんどくせー”って顔、隠しもしない。
「みなみ先生のこと…」
『あ―――、みなみ先生が何?』
ウワサになってんの知らねぇ訳ないよな?!
「付き合ってんの?」
俺はズバリ聞いた!
『あぁ、付き合ってるよ!』
佐々は悪びれもせず答えた!
「ふ〜ん…あっさり認めんだ?!」
『事実だからな』
「それで由里子は?どうすんの?」
俺はついに本題に突入した!!
『何が?』
「とぼけんなよっ…」
『別にとぼけてない…ただ、お前には関係ないから言いたくない!』
チッ…また大人ぶった顔しやがってよ!
でもここではっきりさせて貰わないと、あとあと俺も困るしな…