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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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祐介の挑戦-4

―――佐々はいつも通り冷静にかわしたけど、由里子はうつむき―――明らかに動揺してんじゃん!!



俺の胸がチクチク痛んだ…



クラス内がざわめき始め、ちなみが頬づえをつきながら、ニヤニヤとこっちを見て笑っている。



お前は啓太とうまくいってていいよなっ。悩みなんかない!って顔してよ。



再び佐々の視線を感じた気がして、俺はこれ見よがしに由里子の頭に手を置いた。



そして『由里子大丈夫か?』…と由里子の顔を覗き込んだ。



佐々へのあてつけのつもりだったけど―――



覗き込んだ由里子の顔が真っ青だった…



おいおい…由里子大丈夫かよ?!



俺はみんなの視線を浴びるのも承知の上、由里子を抱き上げると、『せんせ―――やっぱ由里子保健室連れてくわ!』



そう言って教室を出た。



(わぁ―――お姫さま抱っこ!)

(佑介スゲ―――!!)

(うわぁ…ラブラブじゃんあの2人―――!)



教室からは、俺達2人をはやし立てる声が響いていた。


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