メルファ・人形残酷(?)物語3-3
メルファママは近くに立ててあった棒を手にした。
「コノ、クソガキィッ!!」
怒りを込めてキディの尻を思いっきり叩く!
バシッ! バシッ!
「ウィアンッ!! ウィアンッ!! ウィアンッ!!」
泣きわめくキディ。
「アー、モォッ! シバラク外ヘ、出テロッ!!」
メルファママはキディを掴んで外へ行き、ポーンと遠くへ投げ付けた。
ガターン!
壁に当たって跳ね返ったキディ。
床に落ちて、気を失なってしまった。
「ミャーハハハッ!!
ミャハハッ! ミャハハッ!」
一部の子供たちが腹を抱えて大笑いした。
ルーシーも交えて、一同の話し合いは続いていた。
「メルファの事で、かなり大変みたいね?」
ルーシーはガーレットから、メルファの最近の様子を聞いていた。
「ルーシー、おぬしの意見を聞かしてくれ」
「OK」
「メルファを知っているの」と、マルシア。
「人形学校では同じクラスだったから」
「まあ、初めて知った」
人形学校…
新しく作られた人形が生きて行く為に、必要な知識や社会のルールを学ぶ人形教育施設である。
メルファもマルシアの所へ来るまでは学校に通っていた。
…のだが。
ルーシーは学生時代の事をマルシアに話し聞かせた。
「メルファって勉強嫌いで、よく授業をサボっていた」
「サボって何をしていたの?」
「街の不良人形たちと遊んでばかりいたみたい」
「人形学校ではトップの成績だったあのコが、信じられないわね?」
ハァ?
逆に質問をするルーシー。