不安に溺れて-9
『んじゃ…イカせてやるな』
俺はみなみの中の2本の指をグリグリ回して、いろんなとこをこすってやった。
「ぁああ――、んはぁ――――――、あ…はんっ――いぃよぉ佐々くん―――」
我を忘れ喘ぐみなみの秘所から、突然サラサラと質感の違う液体が大量に漏れ出し、俺の手のひらを伝い手首まで流れた。
『みなみ、お前…潮吹いてんじゃん?』
すでにこの時のみなみに、俺の声は届いていなかった。
みなみはこのあとすぐ、激しく腰をくねらせると、俺の指をクイクイ締め付けながら絶頂に達した。
♯♯♯
俺達はベッドに戻り、部屋に朝日が差し込む時間まで、数えきれないくらい体を重ねた…
俺を包み込むようなみなみの柔らかい体に、俺は溺れてしまいそうだった…
あの日教室で起きたこと
―9ヵ月の軌跡― F
「不安に溺れて」―完―