投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最初へ あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 48 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 50 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最後へ

不安に溺れて-4

    ♯♯♯



私は先生が病室から出ていったあと、無性に佑介の声が聞きたくて電話をかけた。



「もしもし佑介?」



『おぅ由里子か…まだ笑い足りないの?』



佑介の笑顔が浮かぶような明るい声に、私はホッとした。



「ごめんね…勉強中だったよね」



『そんなのいいけどさ… 由里子、電話かける相手間違ってない?』



珍しく佑介の声が私を責めた。



「えっ?」



『由里子と佐々先生が付き合ってることくらい…鈍感な俺だって気付いてるよ!』



「………」



『俺、由里子と別れた日、最後になんて言ったか覚えてる?』



「えっ…何だっけ?」



『お前なぁ…まぁいいや。特別にもう一回言ってやる! 俺は(由里子が俺のとこに戻る気になったら、無条件で受け入れてやる)って言ったはずだよ』



そうだった…



佑介と付き合って半年が経ったある日、佑介にキスをされ、その先を求められた…



でもその時の私は、パパとの汚れた関係を続けながら、佑介に体を許すことにどうしても抵抗があり、とっさに佑介を拒んだ。


あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最初へ あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 48 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡― 50 あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前