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あの日教室で起きたこと―9ヵ月の軌跡―
【教師 官能小説】

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不安に溺れて-3

「佐々…くん?どした?」



俺はみなみの首筋に鼻先をうずめると、自然と言葉が口をついて出た。



『みなみ…あったかい』



そう言った俺の声は、自分でも驚くほど弱々しかった。



「かわいそうに…だいぶ弱ってるんだね。一緒にいてあげようか?」



『いいのか?』



「いいよ。辛いときは1人でいたらダメ… どんどん沈んで、そのうち上がってこれなくなっちゃう」



―――みなみはまるで、自分に言い聞かせるようにそう言い、俺の背中を優しくさすってくれた。



みなみの温かみを肌に感じると、1ヵ月半前の悪夢のような出来事以来、ガチガチに凍り付いた俺の心の氷が、ゆっくりと溶けだすのを感じた。



俺はこのままみなみにすがりつき、泣いてしまいたい衝動にかられたが、さすがに男として、そんなみっともない姿は見せられない…



あれ以来、全てを失った気でいたが、俺のちっぽけなプライドだけは残ってたんだな…



そう思ったらおかしくて、みなみに気付かれないように、心の中で苦笑した。



鍵を開けみなみを部屋にあげると、その足でベッドに連れて行き、そのままみなみを押し倒し唇を奪った…



みなみは抵抗すること無く、俺の唇の動きに合わせ、唇を開いてくれた…


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