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…のサイン
【熟女/人妻 官能小説】

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…のサイン-3

[ じゃあね…
雅雄君の部屋からぁ…
この下着が見えたら会いにきてくれる?

私はこの下着をもうつけないであなたにあげるわ
だからこれが干してあったらって…どう? ]


私なりにちょっと洒落た事を思いついたように思ったりした。


雅雄君は唇が触れ合うほどに顔を寄せて私をみた。

[ 何だか秘密めいてて面白いね
奈津子ってそんな事思いつくんだ… ]


あん…っ…


そう言いながら下着の端から指を忍ばせて、その指先でぬめってしまった中身をかき回す…

主人なら絶対してくれないような繊細で滑らかな悦びを雅雄君は私にくれるのだ。


最初はこんなに慣れてはいなかったのに雅雄君は私のために女の悦ばせ方を勉強してくれる。


せめて、受験に差し支えないようにと私は考えるのだが、これでは藪蛇かも知れない…


体を重ねるたびに雅雄君が与えてくれる甘美に私は溺れてしまう…

私の体を使って好きなようにして欲しいのだけど、二人の体を繋ぐ時には見つめ合いたいと思う。


この時だけは愛しさといたわりを交わし合いながらひとつになるのが好きだ。

彼の体を受け入れながら、ぎゅぅっと詰まるような感覚…

背中を思いきり抱きしめて、後は抜けてしまわないようにぎゅっと締めながら私はただ深い海の底へと落ちていく。


[ んっ…あっ…
ダメっ…イキそう ]

[ イッていいよ
想い通りにイッてごらん ]


激しくなる。

雅雄君の動きも私の反応も…

毎日の中で私が一番大切なものをこの時ぎゅっと抱きしめる。


こうして、何回もイカせてもらえる悦びがどんどん私をダメにして行くような気がするけれど、雅雄君が夢の第一歩に近づく事ができて、若い彼女ができるまではいいじゃない…


その時はきっと寂しくなるんだろうけど、私はそれでいいと決めたのだ。



陽のあたる寝室の外では…

私たちを繋ぐサインが穏やかな風に揺れている。


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