投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部
【スポーツ その他小説】

侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部の最初へ 侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部 15 侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部 17 侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部の最後へ

侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部〜No.2-3

***




「…は?」

「だからっ!前橋コーチが転んで骨折したんだって!!」


いまだに大振りジェスチャーで一大事を訴え続ける顧問・小林。


「や、骨折はわかったんですけど、その後はないんですか?どこの病院に入院してるとか、全治何ヵ月だとか…」

「お?おぉっ!確か、中央病院に入院してるって言ってたな!」

「それで?」

「全治はわからん!」

「…」


ギャグなんだか真剣なんだかわからない真顔で言う小林に、部長はやや呆れ気味。

一部始終を聞いていた樹と良平は、顔を見合わせた後、一つ溜め息を吐いた。


「…あーぁ。やっぱね、いつかなんかあるんじゃないかって思ってたけど、このタイミングは絶妙ね」

「そっすね…。全然自分の身体労ってなかったすもんね」


その2人の会話を前で聞いていた柊達3人は、話の全容があまり掴めずにいた。
骨折している、と言っているにも関わらず、何なんだこの落ち着きようは。まるで予想していたとでも言いたげな程だ。


「あ…あの…、先輩?」

「!!お…お前…、後輩か?」

「は?はぁ…、まぁそうっスけど…」


事の詳しい次第を聞こうと、柊が良平に話し掛ければ、良平は感慨深げに天を仰いだ。


「先輩…、いい響きだ…」

「…はぁ…」

「それでどうした後輩!俺の事がもっとよく聞きたいか?よーし教えてやろう!俺は長谷川良平もうすぐ17歳!血液型はO型!好きな食べ物はカレーパンだ!」

「…」


だいぶどうでも良い。


侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部の最初へ 侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部 15 侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部 17 侍BOYS!!〜一番ヶ瀬高校剣道部の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前