それからのお話。-1
雫とみっくんがつき合うコトになったのを知ったのはその日のコトだった。
雫がいち早くあたしに連絡をくれた。さすが親友!!
....でも。
数週間すぎて思った。
この2人、あんま上手くいってないんじゃ....?
根拠って程でもないんだけどー、そう思う理由がある。
2人とも、なんかどことな〜く固いんだ。
雫はみっくんと会話する時、いつものような屈託のない笑顔を見せていない。キンチョーしてるようなかんじ?
みっくんはいつも通りな気がしないでもないんだけど....
でも雫相手にすると、よそよそしく見える。
いまがいっちばん盛り上がる時期なんじゃないの?
2人とも、どしちゃったの??
そんな時だった。
雫から、みっくんから。それぞれ相手にはナイショでこっそり相談にのってほしいってゆわれた。
『「どんな会話をしたらイィかわからない」』
『みっくんからは話しかけてくれるんだけど、あたしは答えるばっかで....
なんかキンチョーしちゃって。
どーゆう話をしたらみっくんが喜ぶかとか、わかんないし。
会話と会話の途中になる間がさー、スッゴく重く感じちゃって。
あ、もちろん好きなんだけどね!!好きだからこそってゆうか....
なんかあたしってつくづくダメだねー』
「なんかさー雫って俺の中ではピュアイメージがあんのよ!!
だからかなこ相手みたく下ネタとかもできんし!!
何、俺キンチョーしてんだろな。バカみたいなんだけど。
どんなネタふったら雫が楽しいかとかわからんくて。
で、会話がなくなったりしたらその間が俺にはすんげーツラくて。
あ、ツラいっつっても、ヤになったとかでは全然ないんだけど!!
俺ってこんなだっけ?なんかバカみたいだよなー....」
....なんだそりゃ。
つまり、2人ともおんなし理由で悩んでるってコト?
アホくさ....