彼女と私の恋愛事情!?1話〜私のコンプレックス自己紹介〜-2
「どうかしたの?」
その一個にハッと我に返りとっさに返事をした
「な、なんでもない!」
「そう、なら、いいんだけど。」
ホッと一息ついたが誤解の問題もあるし、他にも問題がある。
実は私好きな人が居る。
名前は日比野 東(ひびの あずま)
でも、相手はそんな気もなさそうだし、第一、よく一人でいることが多く、近づいちゃいけない感じがして、あんまり話せないんです。
さらになぜか知らないですがうちの高校は普通は制服なところを、学園長の指示で、私服で来いとのことらしいです。
私立だから何でもありなのか・・・。
しかし、案の定スカートというものを持ってない私は。
いつもズボン(ほとんどジーパン)とTシャツのセット。
たまに何か上に羽織る時もあるけど・・・。
こういうときだけ悪運が強いとでも言うのでしょうか?
なんで、うちの高校は制服がないんですか?
少なくとも制服さえあれば、男と間違われずに済んだものの。
しかしまぁ、この高校も1年は過ごしているんです。
大体の友人または知り合いは何となくわかってくれたようであるんだけど。
なぜか千影ちゃんだけはわかってくれないんです。
なんか、自称彼女になったのが半年くらい前で。
それに私が気づいたのが最近なんです・・・。
それまではよく一緒にいるお友達だったのに、最近じゃこんな感じです。
しょうがないので、いつもの通り。
「それで、千影ちゃん。」
「だからちゃんはなし!」
「いいから、ちゃんと聞いてね、私は女の子だから、彼氏彼女にはなれないです。」
「またそれ〜?だから、どっからどう見ても男の子だってばぁ。」
「・・・・はぁ〜」
深いため息をつきつつ、結局こうなるのかと、心の中で思う。
「だって、女の子だったら私くらいでも胸はあるもん!」
そう強く言い放つ千影ちゃん。
彼女も豊満というわけじゃないんだけど・・私よりはあるみたい。
というか、とどめですか?その一言はとどめなんですか?