美奴隷・女として(1)-7
「先生、私嬉しいです、こんな私を誘っていただいて」
「いや・・いいですよ、私も貴女のことが少し気になっていましたから」
「え、本当ですか?」
先生はカルチャーセンターの時とは違い、私はとても安心するのです。
「これからも良ければ貴女だけ特別に私がレッスンしてあげてもいいですよ」
「うわぁ、ありがとうございます」
私は嬉しくなって子供のように喜び、ペコンと頭を下げました。
「あの、先生、あそこに色々ある絵を見てもよろしいでしょうか?」
「うん、あれね、いいよ、書きかけとか完成していないのが色々あるけれど」
「はい、ありがとうございます、先生」
先生はコーヒーを飲みながらニコニコして言いました。
先生と生徒とは言え、
男女が二人だけで部屋にいると言うことがどういうことか
私はその時あまり意識はしていませんでした。
そのアトリエには沢山の油絵で描かれた素晴らしい絵が沢山ありました。
私は上に白い布で被さり、
置かれている絵のその布を何気なく取り去りました。
そしてその下にある絵を見て思わず
「あっ・・」
と声を出したのでした。
(6)
何気なくその白い布紙を取った下の絵を見て
私は「あっ・・」と叫んだのです。
それは新聞紙を広げたくらいの大きさのキャンバスの絵でした。
そこに描かれていたのは縛られた全裸の女性で、
妖しく鮮やかに描かれていたのです。
その女性の胸から背中にかけて3本の縄が捲かれ、
彼女の柔肌に食い込んでいました。
その胸の前から結ばれた縄は首を回り、背中で結ばれているのです。
絵の中の女性は床に座り、
俯き加減で目を伏せ妖しく美しい表情をしているのです。
私はその絵を見て、
恥ずかしさと戸惑いに頭がクラクラするのを感じていました。
そして、その絵の横にはもう1枚の裸体画があるのです。
先程の絵以上に私には刺激的でした、
やはりその絵も同じ女性のようです。
私は小さい頃から甘やかされ不自由なく育ったせいか、
こういう女性を縛ったり苛めたりすることを知りませんでした。