Y先生の乙女な不安-17
「!由希ちゃん…」
「ハル…ぁあ!はぁんっ」
「由希ちゃん、本当反則…っ」
「や、激し…ぁ、あん!」
下から荒々しく突き上げられて、私はハルにしがみついて喘ぐことしかできない。
「あ、私…もぅ、イっちゃう…!」
「いいよ…イイ顔、見せて…」
全身で敏感にハルを感じて、上り詰めていく…
「由希…っ」
「ぁん、だめっ…あ、ぁああぁ…っ…---!!」
「…っ………!」
頭の中が真っ白になり、大き過ぎる快感に涙がこぼれ落ちる。
ハル、大好き。
つい、そう呟いた。
***
「つーかさぁ、俺が由希ちゃんに飽きるとかマジありえないんですけど。
俺って信用ないなー。」
「だ、だってあんな普通に先生、とか言うから…。」
「はっきり切り替えないと堪えらんなかったんだって。」
私は安堵のため息をつく。
それにしても…。
私は手鏡で自分の首筋につけられた紅い印を見て、もう一度違う意味のため息をついた。
…こんなとこ、タートルネックでも着なきゃ隠せないけど、今の時期じゃ無理がある。
半ば睨むように見ると、ハルはそんな私をニヤニヤしながら見ている。
「随分嬉しそうね。」
「そりゃぁね、由希ちゃんにオトコがいるって皆に分かる訳だしー。
それが俺だって言い触らせないのが、すげぇ残念だけど?」
「もう、職員室で変な噂たっちゃうじゃない。」
「いーじゃん、噂になるようなコトしてんだから。」
私はそこまで怒っていたわけじゃないけど、なんだか恥ずかしくてむくれしまった。
ハルは私の顔をそっと覗き込んで少し俯いた。