“異聞" 老木との約束-6
「 なんて・・・大きいの 」
感嘆の溜め息交じりにまつは姿勢を変え
身体を下げつつ慶次の下腹部に顔を近づけていく。
そしてその男根を まつの柔らかい口腔がじんわりと包み込んだ時 流石の慶次も うっと呻きながら思わず目を瞑ってしまっていた。
其ほどまでに心地好い感覚だった。
そう 今まで どの女も与えてくれなかったくらいのものなのだから。
「 っっ・・おまつ殿 」
―――ング・・・ングング
( ああ・・・なんて硬くて逞しいの・・・まるで打ちたての鋼のよう・・・)
口一杯に慶次の象徴を含み舌を這わせるまつ。
今の自分はまるで、
男を悦ばせようと努める遊郭の女のよう。
そんな想いにかられつつ、自分でも気づかなかった新たな1面に内心驚いている。
だが それも 自分の舌さばきに翻弄されている慶次の様子を見たからには
更なる愉悦となっていく。
―――チュバ・・・・チュバァ・・・ンチュ・・・
「 ぅう・・・・ 」
まつは気づいた。
自分に男根を預けて目を瞑っている慶次が微かに呻きをたてる度に
まつの口の中で その男根が激しく震え 大きくなろうとし
その熱さも更に高まってきていることを。
( !! 慶次殿・・・・ )
まつの目が思わず細くなる。
( 嬉しい・・・・ )
男根を含むまつの頭が上下に動きはじめる。
更に彼女の指が自然に慶次の男根の下部に伸びる。
指が肌を撫で上げるたびに、慶次を貫く快感も増幅していく。男根を通して 今以上に大きい快感が慶次の全身を襲った。