“異聞" 老木との約束-11
――――サアアアア・・・
この時、あたりに一陣の風が吹いた。
その風に乗って、桜の花びらが一反の桃色の帯のように
地に横たわる慶次と、
その上に股がるまつの2人を包み込んだ。
まさにその瞬間、
まつの身体の中で高まっていた 感情の渦が 一気に弾け飛ぶ。
「 あ、あ―――――っ!!!!! 」
今までにない衝撃に
まつの体は大きく後ろに反り返り、
彼女の口からは今までで1番高い声が吐き出される。
まさに“絶頂"がもたらす 肉の悦びの極みであった。
そして 慶次の男根をすっぽりと包み込んでいた まつの膣内も
これに併せてザワザワとその膣襞を波打たせつつ、ギュゥッと収縮する。
「 うっ・・・ 」
その反応に 慶次も一瞬片目を瞑る。
もっとも、慶次も百戦錬磨の“いくさ人"である。
まつの中にあっても、
慶次の男根は屹立して不動の形をとっていたのだった。
その男根の先から 勢いよく噴射される 白い慶次の 白濁液。
今の今まで高められていた性感のおかけで その勢いは 火山の噴火に比せるものであった。
―――ビュビュッ・・・ビュビュッ・・・ビュウッ
みるまにまつの中は 慶次のもので溢れかえり、
快感の余韻に浸って 夢うつつのまつの身体を
ピクンピクンと脈打たせる。