超最強嫉妬彼女 前編-20
「……もう他の女の子と会わない?」
「会わない」
「……もう他の女の子と」
花耶はそう言うと、俺にしがみついて唇を俺の口に乱暴に押し付けた。
「……こんなことしない?」
「……絶対しない」
不器用で短いキス。
でもそれで俺の心は目一杯満たされた。
「それと」
「それと?」
「私の言うことは何でもきいてね」
「ふざけんな」
嫉妬深くて強くて可愛い彼女。
俺の生活は、これから大きく変わりそうな気がする。
「そういえばさっき」
「うん」
「助けてくれてありがとな」
俺はそう言って、花耶を抱き寄せ優しいキスをしたのだった。