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超最強嫉妬彼女
【学園物 恋愛小説】

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超最強嫉妬彼女 前編-2

***

今日もいつもと変わらない朝のホームルームを迎える。

そのはずだったが、今日は違うらしい。

どうやら転校生が今日からこのクラスに入るんだとか。

教室は早くもえらくざわついていて、淡々としゃべっている担任の声が聞こえないほどだ。

しかし、しばらく担任が話を続けた後、急に教室が静まり返った。



いよいよ登場か。


皆、視線が教室のドアに集中している。


そして、一人の女子がゆっくりと教室に入ってきた。



その姿を見た男子生徒は大盛り上がり。

またも教室が喧騒に包まれた。




その転校生は、あまりにも美人だったからだ。


いや、可愛いという言葉が似合う。

背は小さくて長い黒髪、色白で目はくりくりとしている。


この俺が、本当に自分から抱きたいと思うほどに可愛い。


つい、俺もじっと転校生を見つめてしまう。


しばらく喧騒が続いたものの、転校生が頭を下げると、また教室は静まり返る。

まったく忙しい奴等だ。

「本藤花耶といいます。よろしくお願いします」

ほんどう…かや…

いい名前だと思った。


すると、ふと壇上で教室を見回している本藤と目が合った。
「……!」
その瞬間、ボッと顔を赤くする本藤。
まあ、当たり前の反応だわな。

俺を初めて見た女は誰でもこんな反応を示す。



その後、偶然にも本藤は俺の後ろの席に座ることが取り決められた。
とは言っても俺は一番後ろの席で、たまたま広めのスペースが俺の後ろにあったからだ。

周りの男子は一斉にブーイング。
そりゃ、転校生であってもそうでなくても、可愛い子が俺の近くに座れば、誰かが手を出す前に俺のものになるからな。

まあ俺から手を出すことはないんだけど。


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