エリザベスドール-2
「私が死んでしまったら、エリザベスは1人ぼっちになってしまうでしょう? そうなれば…
どうなってしまうのか、すっごく不安だわ」
何だ…
そんな事か。
アースルは言う。
「大丈夫だよジーナ。
エリザベスを処分したり、余所なんかにやったりはしない」
「本当?」
「約束しよう。あの人形は、いつまで大切にするからな」
「そう、ありがとう」
床に臥しているジーナはアースルの手を取ってニッコリ。
ジーナはその後、両親に見守られながら、息を引き取った