「大人遊戯」-3
「でも今日さー。超むかついたんだよねー。時間ないから舐めるだけかと思ったら早速入れやがんのー。シャネルもってなかったら捨ててたね。」
清楚な制服から一転して下着ぎりぎりの短いスカートにキャミソール。茶色の付け毛、派手な化粧。蛍の面影はどこにもない。
「ユキもあくどいよねー。自分の趣味のえっちやって親父から金稼ごうってんだもん。ま、親父だからいけどー。」
騒々しいカラオケボックスの中。少女のくすくす笑いは音に紛れて聞こえない。
「いいじゃん。気持ちよくて金もらえるんならさ。それがサイコー。」
げらげら笑うと目の前にあるウーロン茶を飲む。そう、ちょろいもの。世の中要領がものをいう。若いうちは特に。
「次さ。『visee』行かない?今日トモキ来てるんだってー。超かっこいいよねー。」
「いくいくー。チカさー。シンヤもいいっていってなかった?」
笑いながら立ち上がると小さなショルダーを手に取る。今日手にした8万。これがいつまであるのかなんて知らない。考えたこともない。だけど、今がたのしけりゃいいじゃん?若いうちしかできないんだし。誰にも迷惑かけてないし。
これがあたし達の遊び方。いいでしょ?なんかあったってセキニンとるのは自分なんだもん。