ハニードリッパー4-4
[ やだったらぁ… ]
[ 眠ってていいよ ]
もう一度…
今度は脇の下に潜り込んで乳首を吸い始めた。
もう眠ってなんかいられなかったけど、何だか刺激的でそのまま好きにさせておいた。
それから脇の下から横腹に…
お尻に唇を這わせてくる。
んっ…
思わず声を漏らしてしまう。
[ 眠ってる私を犯すつもり? ]
[ そんなつもりはないけどさぁ… ]
[ だったら… ]
こんな愛され方って…
私の体を包み込むようにして、ケイジは唇で私の言葉を遮った。
なんと言って表現すればいいのか?
男がヤリたい時に勝手に体を弄られてるのに愛を感じてしまう…
おそらくだけど
他の男なら私はきっと怒り出していただろう。
私の男はこんな男なのだ。
昼間、広報部でキビキビと仕事をする私から誰も想像できるまい…
体の芯までねとねとにされてしまった私はケイジの痩せた体に脚を巻きつけて腰を揺らしながら身悶える。
心地よいセックスは深い眠りに似ていた。
そして、夢から覚めた時の虚しさをケイジの胸の中で埋め合わせるのだ。