背徳の時間〔とき〕B 前編-8
しばらくの間キスを重ねていた2人だったが、そっと和気の方から唇を離した。
『さぁ、真由花…そろそろ動いてごらん。』
和気はそう言うと、トンッと軽く腰を突き上げ真由花を促した。
真由花はうなづき、ゆっくりと和気の上で腰をくねらせ始めた。
最初は、和気のものを自分の中に馴染ませるように、くねくねと左右に大きく腰を動かした。
そして、和気がいつもそうしてくれるように、浅く深くゆっくりとした抜き差しに替えた。
しばらくそれを繰り返し、和気のものを根元まで優しく締め付けていく。
『んあ――っ。真由花すごくいやらしい腰付き。そんなのどこで覚えたの?』
「いゃだ…和気さんが教えてくれたくせに。」
『そうだっけ?』
と和気はとぼけている。
動き始めてしばらくすると、真由花の中の敏感な場所に、和気の先端があたってこすれ、恥ずかしいほどに濡れていくのが解った。
「あんっ、まゆか…よくなってきちゃった。」
『真由花、どこがいいのかいってごらん。』
真由花は目を閉じたまま、腰をくねくねさせ和気のものを味わっているようだ。
『ねぇ真由花、俺の話聞いてる?』
真由花の眉間に寄せられたシワや半開きの口元を見れば、答える余裕がない真由花に気付いているくせに、和気はイタズラっぽく笑い、下からドスンドスンと何度も腰を突き上げる。
「あぁ――んっ、わき…さん、ダメだってばぁ…。」
和気が腰を突き上げる度に、グチュグチュと真由花の溢れた蜜の音が響き、真由花を淫らな気持ちにさせる。