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ハニードリッパー
【OL/お姉さん 官能小説】

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ハニードリッパー2-4

ケイジは彼女に初めて私の事を(幼なじみの…)と紹介した。

リタは音楽関係の用があって、今までニューヨークかどこかに行ってたのだ。
リタはどこででもケイジにキスをする。


私にしたら横入りされたような気分になったが留守中に横入りしたのは私の方だったのかも知れない。


悔しくて切なくて…

彼らのルールは自由過ぎて私にはついていけなかったのかも知れない。


例えばもし…

例えば私が今夜ドラムのペンネさんとセックスしたとしてもここでは何ら支障なく日常が流れて行くのだろう。


こんなに恋こがれていて、こんなに辛い…

女のヤキモチを妬いてしまうほど、私はこの世界にまだ同調できてないのだろうか?


リタと初めて会った夜…

ケイジから離れてたくなかったのだが、ケイジがリタを連れて帰ってしまうのが辛過ぎて私は用事があると早くに帰宅してしまった。


もちろん、眠れなかった。

あの頃、ケイジが他の女の子と一緒にいる事なんて想像すらしていなかった。

私たちは幼い頃から互いに惹かれ合ってたのかも知れない。


初めての相手がケイジとじゃないかと思う思春期の頃になって…

私たちの間にあったものは愛なんかじゃなく照れだったのだろう。


私には無理だったんだ。
覚めない夢とフリーダムの世界…


もう、二度とケイジには連絡するまい…

そう思ったら今までずっと堪えていた涙がポロポロと落ちた。

そんな時…

ケイジから着信が入ったのだった。


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