背徳の時間〔とき〕@-5
和気とは何の約束もないまま、こうして毎週金曜の夜、真由花の部屋で逢瀬を重ねている。
和気は真由花の細い腰をつかむと、自分の腰の動きを除々に早めていく。
真由花の内部が潤い始め、クチュクチュと音を立て始めた。
『真由花いい?』
真由花は声にならぬまま、必死にうなずき、感じていることを和気に伝える。
和気は、潤って滑りの良くなった真由花の内部を、わざと音を立てこする。
浅く、浅く、深く…。
浅く、浅く、深く…。
浅く、深く、深く…。
浅く、深く、深く…。
ズチュ、ズチュ…。
ズチュ、ズチュ…。
和気は決して焦らない。
真由花の身体の反応を確かめるように…。
楽しむように…。